
この記事では、機械エンジニア3年目の年収や手取り、仕事内容、残業時間について、実体験をもとにまとめます。
僕は現在、メーカーで機械系エンジニアとして働いています。主に設計開発に関わる仕事をしており、社会人としてはまだ若手の立場です。
就活生の頃は、「機械エンジニアって実際どれくらい稼げるの?」「メーカー技術職の年収は高いの?」「メーカーの設計開発ってきついの?」と気になっていました。
ただ、ネットで調べても平均年収や企業口コミは出てくるものの、若手社員のリアルな生活感まではなかなか分かりませんでした。
そこでこの記事では、若手機械エンジニアの一例として、年収・手取り・残業・仕事内容について正直に書いていきます。
あくまで僕個人のケースなので、会社や職種によって差はあります。それでも、機械系エンジニアを目指している学生や、似た環境で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
この記事でわかること
この記事でわかることは、主に以下の内容です。
- 機械エンジニア3年目のリアルな年収
- 月の手取りやボーナスのイメージ
- メーカー設計開発職の仕事内容
- 残業時間のリアル
- 若手エンジニアとして感じる不安
- 今後年収を上げるために必要だと思うこと
年収だけでなく、実際の働き方や生活感まで含めて書いていきます。
機械エンジニア3年目の年収はどれくらい?
僕の場合、機械エンジニア3年目の年収はおおよそ600万円台後半です。
年収だけ見ると、20代会社員としては悪くない方だと思います。特に地方勤務でこのくらいもらえていることを考えると、メーカー技術職は比較的安定した職種だと感じます。
ただし、これは基本給だけでなく、残業代やボーナスも含んだ金額です。つまり、残業が少なければ年収も下がりますし、ボーナスの支給月数によっても大きく変わります。
額面年収
僕の額面年収は、だいたい600万円台後半です。
内訳としては、月給、残業代、ボーナス、各種手当を合わせた金額になります。
メーカー勤務の場合、若手のうちは基本給だけで一気に高年収になるというより、残業代とボーナスで年収が上がるイメージが近いです。
逆に言うと、残業が少ない部署や、ボーナスが下がった年は、年収もそれなりに変わります。
月の手取り
月の手取りは、だいたい20万円台後半になることが多いです。
ただし、これは残業時間や控除によって変わります。
僕の場合は、税金や社会保険料に加えて、持株会や保険、車関係の支払いなどもあるため、額面から想像するほど自由に使えるお金が多いわけではありません。
年収だけを見ると余裕がありそうに見えますが、実際の生活では固定費の影響がかなり大きいです。
ボーナス
メーカー勤務で大きいのがボーナスです。
年収の中でもボーナスの割合は大きく、夏と冬の支給があることで年間の収入がかなり押し上げられています。
ただ、ボーナスは会社の業績や評価によって変わります。そのため、毎年同じ金額をもらえる前提で生活設計をするのは少し危険だと感じています。
僕自身も、ボーナスは全部使い切るのではなく、貯金や投資、車関係の支払いなどに分けて使うようにしています。
年収だけ見ると高そうでも、意外と余裕はない
年収600万円台後半と聞くと、かなり余裕があるように感じる人もいるかもしれません。
ただ、実際にはそこまで余裕がある感覚はありません。
理由は、固定費や将来に向けた支出が多いからです。
家賃・車・同棲・投資でお金は残りにくい
20代後半になると、ただ生活するだけでなく、将来に向けて考えることが増えてきます。
僕の場合は、家賃、車の維持費、生活費、同棲にかかる費用、NISA、持株会、将来の結婚資金、家を建てたいという目標などがあります。
特に車を持っていると、ローン、保険、ガソリン代、駐車場代、車検、メンテナンス費用などがかかります。
さらに投資や貯金もしていると、手元に残るお金は思ったより多くありません。
年収が上がっても、生活水準や将来の目標も上がるので、「思ったより余裕がない」と感じることがあります。
年収よりも固定費管理が大事
社会人になって感じたのは、年収だけで生活の余裕は決まらないということです。
同じ年収でも、実家暮らし、一人暮らし、同棲、車あり、車なし、地方勤務、都市部勤務、投資しているか、ローンがあるかによって、余裕はまったく変わります。
僕の場合、年収だけ見れば悪くないと思います。ただ、車や家賃、将来のための貯金・投資を考えると、まだまだ余裕があるとは言えません。
若手社会人ほど、年収を上げることと同じくらい、固定費を上げすぎないことが大事だと感じています。
仕事内容はどんな感じ?
機械エンジニアと聞くと、ずっと図面を書いているイメージを持つ人もいるかもしれません。
もちろん設計に関わる仕事はありますが、実際にはそれだけではありません。
僕が関わっている仕事は、設計検討、資料作成、関係部署との調整、サプライヤーとのやり取り、トラブル対応など、かなり幅広いです。
設計開発の仕事
設計開発の仕事では、部品の仕様やレイアウト、性能、耐久性、コスト、量産性などを考えながら検討を進めます。
自分の担当部品だけを見ればいいわけではなく、周辺部品との関係や、製品全体への影響も考える必要があります。
若手のうちは分からないことも多く、先輩や関係部署に確認しながら進めることが多いです。
派手な仕事ではありませんが、自分が関わった部品が実際の製品に使われると考えると、やりがいはあります。
資料作成・会議・調整業務
実際に働いてみて意外だったのは、資料作成や会議、調整業務がかなり多いことです。
設計開発というと、黙々と技術検討をするイメージがありました。しかし実際には、関係部署やサプライヤーと調整しながら仕事を進める場面が多いです。
技術力だけでなく、分かりやすく説明する力、関係者と調整する力、期限までにまとめる力、問題が起きたときに動く力もかなり重要だと感じます。
トラブル対応も多い
設計開発の仕事では、予定通りに進まないことも多いです。
評価で問題が出たり、部品の仕様変更が必要になったり、関係部署との調整が必要になったりすることがあります。
トラブル対応は大変ですが、その分かなり鍛えられます。
若手のうちは、トラブルが起きるたびに自分の知識不足を感じることも多いです。ただ、そういう経験を通して少しずつ仕事の全体像が見えてくる感覚もあります。
残業時間のリアル
残業時間は、時期や業務量によってかなり変わります。
落ち着いている時期もありますが、忙しい時期は残業が多くなることもあります。
忙しい月と落ち着いている月の差
僕の場合、忙しい月は残業がかなり多くなることがあります。
設計検討、トラブル対応、会議、資料作成が重なると、平日の自由時間はかなり少なくなります。
一方で、比較的落ち着いている月もあります。
メーカーの設計開発職は、常に同じ忙しさというより、プロジェクトの山場やトラブルの有無で忙しさが変わる印象です。
残業代が年収を押し上げている面もある
正直、年収が高く見える理由の一つは残業代です。
残業が多い月は給料も増えます。ただ、その分、自分の時間や体力は削られます。
若手のうちは残業代で年収が上がるのはありがたいですが、長い目で見ると、残業に頼らず年収を上げられる状態を目指したいと思っています。
そのためには、専門性を高めたり、市場価値のある経験を積んだりすることが大事だと感じています。
機械エンジニア3年目で感じる不安
年収だけ見ると、今の環境は恵まれている部分もあると思います。
ただ、若手エンジニアとして不安がないわけではありません。むしろ、社会人3年目くらいになると、将来について考えることが増えてきました。
このままで市場価値は上がるのか
一番大きい不安は、「このままで市場価値は上がるのか」ということです。
今の会社で仕事をしていれば、社内では少しずつできることが増えていきます。
ただ、それが外の会社でも評価されるスキルなのかは、正直まだ分かりません。
若手のうちは目の前の仕事を覚えるだけで精一杯になりがちです。でも、将来を考えると、社内だけで通用する人材ではなく、外でも評価される経験を積む必要があると感じています。
専門性が身についている実感が薄い
機械エンジニアとして働いていても、最初から専門家のように何でも分かるわけではありません。
むしろ若手のうちは、「自分は何が得意なんだろう」「この分野なら任せてくださいと言えるものがあるのか」「ただ社内業務に慣れているだけではないか」と感じることがあります。
だからこそ、設計経験を積みながら、自分の専門領域を作っていくことが大事だと思っています。
転職したら年収は上がるのか
もう一つ気になるのは、転職した場合に年収が上がるのかということです。
今の会社に大きな不満があるわけではありません。ただ、将来的に年収を上げたい、もっと市場価値を高めたいと思ったときに、今の経験がどれくらい評価されるのかは気になります。
すぐに転職するつもりがなくても、自分の市場価値を知っておくことは大事だと思います。
求人を見ることで、今の経験がどんな職種に活かせるのか、どんなスキルが評価されるのか、年収アップには何が必要なのか、今の会社に残るべきかを考える材料になります。
年収を上げるために必要だと思うこと
機械エンジニアとして年収を上げるには、ただ年次が上がるのを待つだけでは限界があると感じています。
もちろん社内で経験を積み、昇格していく道もあります。ただ、それだけではなく、自分の市場価値を高める意識も必要だと思います。
設計経験を深める
まず大事なのは、今の設計経験をしっかり深めることです。
若手のうちは、何となく仕事をこなすのではなく、なぜその仕様になっているのか、どんな不具合が起きやすいのか、コストや量産性にどう影響するのか、他部署は何を重視しているのかを意識して仕事をすることが大事だと思います。
同じ業務でも、ただ作業としてこなすのと、設計思想や背景まで理解しようとするのでは、数年後の差が大きくなるはずです。
専門領域を作る
機械エンジニアとして長く働くなら、自分の専門領域を作ることも重要だと感じています。
若手のうちは幅広く経験することも大事ですが、どこかで「この分野に強い」と言えるものを作りたいです。
英語・専門分野を学ぶ
今後を考えると、英語や深い専門的な知識はかなり重要になると思っています。
昨今は変化が大きく、AIとも対等な知識やグローバル対応も避けられません。
機械設計だけでなく、解析、制御、電気、ソフトウェアの知識も少しずつ必要になっていくと感じます。
すべてを完璧にできる必要はありませんが、機械系エンジニアとして周辺領域を理解しておくことは、将来の選択肢を増やすことにつながると思います。
市場価値を定期的に確認する
個人的に大事だと思うのが、市場価値を定期的に確認することです。
すぐに転職するつもりがなくても、求人を見るだけで分かることは多いです。
例えば、自分の経験に近い求人があるか、どんなスキルが求められているか、年収レンジはどれくらいか、今の会社の待遇は良いのか、足りないスキルは何かが見えてきます。
今の会社に残るにしても、外の世界を知っておくことは損になりません。むしろ、今後どんな経験を積むべきかを考えるきっかけになります。
機械エンジニアを目指す人へ
機械エンジニアは、派手な仕事ばかりではありません。
実際には、地道な検討や資料作成、調整業務、トラブル対応も多いです。
ただ、自分が関わった部品が実際の製品に使われることには大きなやりがいがあります。
特にメーカーの設計開発職は、モノづくりの上流に関われる仕事です。理系学生で、機械や製品開発に興味がある人には、十分目指す価値のある職種だと思います。
一方で、入社してからも勉強は必要です。大学で学んだ知識だけでなく、実務を通して覚えることがかなり多いです。
就活生の方は、年収だけでなく、どんな製品に関わりたいか、どんな働き方をしたいか、どんな専門性を身につけたいか、勤務地や生活との相性はどうかまで考えておくと、入社後のギャップが少なくなると思います。
まとめ
今回は、機械エンジニア3年目の年収や手取り、仕事内容、残業時間についてまとめました。
僕の場合、年収は600万円台後半です。20代の会社員としては悪くない金額だと思います。
ただ、実際には家賃、車、生活費、投資、将来の貯金などもあるため、年収だけで見るほど余裕があるわけではありません。
また、機械エンジニアとして働く中で、「このままで市場価値は上がるのか」「専門性は身についているのか」「将来の年収はどうなるのか」と不安になることもあります。
だからこそ、若手のうちから目の前の仕事を頑張るだけでなく、自分の市場価値や将来の選択肢を意識することが大事だと感じています。
機械エンジニアを目指している方や、若手社会人で今後のキャリアに悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
すぐに転職しなくても、市場価値は知っておいた方がいい
すぐに転職するつもりがなくても、若手のうちに自分の市場価値を知っておくことは大事だと思います。
僕自身も、今の会社に大きな不満があるわけではありません。それでも、外の求人を見ることで「今の経験がどれくらい評価されるのか」「年収を上げるには何が必要なのか」を考えるきっかけになります。
今の会社に残るにしても、転職するにしても、まずは情報を持っておくことが大事です。
今後、若手機械エンジニアの転職や市場価値についても、別の記事でまとめていきます。


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